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    静寂と栄華。文学散歩道を行こう

    二つの雰囲気を持つ追分宿をワンコと一巡りします

    今日は軽井沢西地区観光アンバサダーのメンバー、ラブくんと、追分宿にある文学散歩道を歩きます。

    追分は、名作「風立ちぬ」の堀辰雄、詩人の立原道造、フランス文学者でもある福永武彦らが別荘を建て過ごした土地です。
    現代でもたくさんの小説の舞台となっています。
    こんなに愛されるのは、華やかな顔と里山の顔という二面性を追分宿が持つからではないでしょうか。
    文学散歩道がその異なった世界へ私たちを案内してくれます。

    ここが西のスタート

    シャーロックホームズ像が建つ公園です。
    追分宿の分去れ(わかされ)の近く。
    ホームズのほかにも巨大な石碑がたたずんでいます。

    文学散歩道の西の始まりです。
    最初は追分の里山の顔、緑の散歩道を行きましょう。
    案内板が随所にあるので安心です。

    楽しみだね。ラブくん。

    泉洞寺にやってきました。
    約400年続く曹洞宗のお寺です。一風変わったお地蔵様がたくさんいます。
    こちらは「歯痛地蔵」。堀辰雄も追分の人たちも愛するお地蔵様です。

    泉洞寺を抜けて東に進みます。

    木立に囲まれ、自然があふれる遊歩道。
    追分宿がすぐそばにあるとは思えません。
    静けさが際立ち、夏でも涼しくて快適です。

    ラブくんもおもわずにっこり。

    東へずんずん進むと、気象観測所へ出ました。
    ここで軽井沢の気象データを計測しています。

    追分宿側に下ると浅間神社の境内です。追分宿の東の入り口まできました。
    ここは文学散歩道の東の始点でもあります。
    文学散歩道のひとつの顔、緑の道とはここでお別れです。

    浅間神社です。本殿は室町時代に建てられました。
    軽井沢町の木造建築としては最古のものです。

    浅間神社の前には御影用水が流れています。
    このあたりではまだこんなに小さな流れなんですね。

    石畳の道を歩きます。
    追分宿のもう一つの顔、旧中山道を囲む宿場町。
    洗練された華やかな街道です。

    この季節になると、たくさんの高木や草花が追分宿を彩ります。

    少し進むと、だれでも自由に本が貸し借りできる「夢の箱」があります。
    旧中山道にいくつか設置されています。

    堀辰雄が実際に住んだ家が残る文学記念館。
    在りし日の小説家が生きた追分宿に想いを馳せます。

    追分宿の脇本陣だった油屋の前です。
    移築後の現在は、個性あふれるショップやカフェが入ります。

    さらに追分宿を西へ歩きます。

    ひっそりと御前水の案内が。

    草が生い茂る道を少し下ると...

    水が湧き出ています。
    古来、大名が追分宿に宿泊したときに、ここの井水が使用されたそうです。
    明治天皇が本陣に宿泊されたときも御料水として使われました。
    澄んだ美味しいお水だったのでしょうね。

    追分宿は見どころがたくさんだね。ラブくん。

    石尊山への登山のスタート地点も追分宿にあります。
    ここまでくると文学散歩道の出発点にだいぶ戻ってきました。

    少し北側へ上ると、

    諏訪神社に出ました。
    古来より追分の鎮守、氏神として現在も崇敬されています。

    美しい苔が一面を覆っています。

    神社の境内に古い蔵があります。
    実は諏訪神社と最初に通った泉洞寺は、神仏習合していました。
    しかし明治初頭に命じられた神仏分離令のため分かれます。
    この蔵には、そのときの泉洞寺のお経が収められているそうです。

    そろそろ今回のお散歩も終わりに近づいてきました。
    ラブくんもお友達とご挨拶。

    ラブくん、今回も楽しかったね。
    ありがとう!

    基本情報

    名称
    文学散歩道
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